発信規制システム


目次


▼特色
▼システム構成例
▼機能
▼必要PCスペック
▼製品仕様
▼よくある質問

特色


本システムは、電話の発着信規制サービスを提供します。
 発着信を規制したい電話番号情報を事前に登録して頂き、その電話番号情報を元に規制 を行います。電話番号情報はグルーピングして管理することができ、回線毎にどのグル ープを適応す るか選択することが可能です。
 また、グルーピングした電話番号情報をブラックリストとして使用するか、ホワイトリ ストとして使用するかを指定できます。
 キャリア(事業者識別番号)の使用可否、国際発信、110 番、118 番、119 番への発信規制に も対応しており、非通知着信を無効にする機能も有しています。
 以下のような問題の解決にご利用頂けます。
 ★ テレアポ(電話営業)での誤発信を防止したい。
 ★ 発信先または着信元を制限したい。
 ★ 発信時に使用できるキャリア(事業者識別番号)を制限したい。
 などなど。


特定商取引に関する法律で「勧誘を断る」旨の意思表示をしたお客様に対しての発信は規制されています。

参考

特定商取引に関する法律
第二章 訪問販売、通信販売及び電話勧誘販売
第四節 電話勧誘販売
第十七条 (契約を締結しない旨の意思を表示した者に対する勧誘の禁止)
ここから引用

 販売業者又は役務提供事業者は、電話勧誘販売に係る売買契約又は役務提供契約を締結しない旨の
意思を表示した者に対し、 当該売買契約又は当該役務提供契約の締結について勧誘をしてはならない。
特定商取引に関する法律

ここまで引用

システム構成例


既設ビジネスホン又は構内交換機と公衆網間に発信規制装置を接続し、運用管理用のパソコンは発信規制装置に直接接続します。

システム構成例

機能


▶規制番号登録


運用管理ツールから発信を規制する番号を登録できます。1台当たり最大10万件の規制番号を登録することができます。 csvファイルを使用して規制番号を一括登録することも可能です。

▶規制番号削除


運用管理ツールを使用して登録済みの規制番号を削除することができます。

▶規制番号検索


運用管理ツールを使用して登録済みの規制番号を検索することができます。

▶遠隔管理


WAN/VPN環境から遠隔地に設置した発信規制装置を最大100台まで管理できます。

▶グループ化


複数の発信規制装置を任意の割り振りでグループ化することができます。グループ化することでグループ毎の設定データを共通化することができ、発信規制状態を効率的に管理することができます。

▶ログ出力


発信規制ログデータをファイルへ出力することができます。

▶管理ツール


発信を規制する番号の登録、管理はパソコンから行います。
 運用管理ソフトウェアはGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)のため、 発信を規制する番号を直感的に管理することが可能です。
 1つの規制番号に2つまでコメントを付けることができます。
 発信規制登録日、お客様名、入力担当者、発信規制理由等の記入にお使いください。
 WAN/VPN環境から遠隔地に設置した本装置を最大100台まで管理できます。
 なお、任意の台数でグループ化することもできますので発信規制データの共通化が可能です。

必要PCスペック


ナンバーズセレクション運用管理ツール動作環境

OS Windows10
CPU 1GHz以上
ハードディスク 40GB以上
メモリー 4GB以上推奨

仕様


回線インターフェース PRI(INS1500)回線 専用ボード必須
BRI(INS64)回線 専用ボード必須(給電機能なし)
回線数 PRI(INS1500)回線 1,2,3,4回線
BRI(INS64)回線 4,6回線
PRI(INS1500)回線 1,2回線
BRI(INS64)回線 4,6回線
発信規制 電話番号規制(着信規制グループ毎の登録可能件数50万件)
(電話規制グループ毎にブラックリストとして利用するか、ホワイトリスト
として利用するか選択可能。)
(着信規制グループは8グループ設定可能)
国際発信規制
110番、118番、119番発信規制
事業者識別番号の使用可否
着信規制 電話番号規制
(着信規制グループ毎にブラックリストとして利用するか、
ホワイトリストとして利用するか選択可能。)
非通知着信規制
同期 電話番号情報(規制グループ情報を含む)をシステム間で同期可能
(同期先は4システム設定可能)
その他機能 発着信機能(90日分)(365日分)
サポートブラウザ Google Chrome/MS Edge/Safari/Firefox/IE11

【よくある質問】


パソコンの用意について



▶ナンバーズセレクションを運用するためにパソコンは必要ですか?


運用管理ツールを使用するため最低1台必要になります。市販のパソコンをご用意ください。


▶購入済みのパソコンをナンバーズセレクションに使用しても大丈夫ですか?


必要PCスペックに記載しているパソコンのスペックを満たしていれば可能です。


運用について


▶以前に登録した番号を検索することができますか?


登録した番号を検索することができます。


▶市内局番を登録しても規制されますか?


発信規制の対象になります。規制番号登録時は市外局番を省略した番号を登録できます。


▶電源をOFFにした時に電話は使えますか?


電話を使うことができます、ただし、電源をOFFにすると本装置に登録した規制番号に対して規制がかからない状態になります。


▶登録中の番号数はわかりますか?


本装置に登録中の規制番号数を表示することはできません。ただし、ベリファイ操作を行った際には登録中の番号数を確認することができます。


▶登録中の規制番号の一覧を出力できますか?


登録中の規制番号の一覧はcsvファイルとしてパソコンへ出力することが可能です。


▶規制番号の一括登録は可能ですか?


既定のフォーマットに沿ったcsvファイルを使用することで本装置へ規制番号を一括登録することができます。


▶IP回線(光電話等)でも利用できますか?


IP電話の接続環境によってはご利用が可能です。本装置のみでのIP回線対応は現在検討中です。


▶INS1500用ではチャネル毎に規制をかけることができますか?


チャネル毎に規制をかけることはできません。回線全体に対して規制がかかります。


▶登録できる上限数以上の番号を規制したい場合は?


規制番号数が上限(1台あたり10万件)に達した場合は本装置を追加接続することでさらに規制番号を登録することができます。